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不条理の世界♫

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 2017年11月12日
  • 読了時間: 2分

今、"Alice's Adventure in Wonderland"『不思議の国のアリス』を読んでいます。

皆さんは「『不思議の国のアリス』を読んだことがあるのではないでしょうか。でも、内容は?と聞かれたら、話が思い出せない、いや、一体どんな話なんだろう?と思うのではないでしょうか。

出てくるキャラクターには馴染みがあることでしょう。そして、要所要所の場面、例えば、時計を気にしながら急いで駆けていくうさぎのシーン、アリスが部屋の大きさに合わせ、大きくなったり、小さくなったりするところ、ティーパーティーのシーン、裁判のシーンなど。でも、それぞれがお互いに関連がないので、物語全体の流れが掴みくいのだと思います。

ようは、この話は不条理。それにだいたい夢なのだから、首尾一貫していないということです。でも、個々に面白いエピソードや表現があり、それに引き込まれていきます。また、不条理だからこそ面白く、日常でも納得いかないけれど、納得させられているとか、ことばや表現を巧みに操ることで、知らず識らずのうちに不条理の世界にどっぷり浸っていることに気づかされます。

I eat what I see. = I see what I eat.  見るものを食べる = 食べるものを見る

I like what I get . = I get what I like. 得るものは好き = 好きなものを得る

I breathe when I sleep. = I sleep when I breathe.  寝るとき息をする = 息をするとき寝る

I say what I mean. (意味することを言う)は I mean what I say.(言うことを意味する) と同じではない。

つまり、単語を入れ替えても同じ意味になるものもあれば、単語を入れ替えると、意味の変わるものがあり、こうしたことを利用してことばの魔法にかけられていることがありうる。「世の中の常識」で済まされているものが、実は、こうしたトリックによって説明されているだけだったりして。なので、ことばの意味をよ〜く理解していくことが大切なんですね。

この作品、ほかにも面白いことがあります。また次回、お話しさせていただきますね。

 
 
 

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