中学校英語、ちょ〜キモかわいい日本語訳♪
(中学1年生の自然な日本語訳)
3月10日
ちょ〜キモカワいい〜ケビンへ
うちは今、ロンドンにいるぜ〜。
飛行機で14時間かかったんだって〜。
地球はすごくちっちゃ〜い。
今日、朝、早く起きたんだって〜。
あのね〜、大英博物館に行ったんだよ〜。
大英博物館、ちょ〜おもしれ〜。
でも、雨が降ってて、ちょ〜寒〜い!!
しかし、ロンドンはちょ〜きれい〜〜!!
やべ〜〜ちょ〜最高な時間を過ごしてるよ〜。
大好きだよ〜
ジェーン
みなさんは、上記の教科書に対するこの日本語訳を見て、どう思いますか?
(上記の教科書は、今から3年ほど前に中学校1年生の授業で使われていたものです。)
1 ふざけている。
2 なかなかセンスあるなぁ。
1番目を選んだ場合、それは学校での英語はいつも「直訳」に慣れていて、それが正しいと教わってきていると思われます。例えば、Dear Kevinであれば、「親愛なるケビンへ」と訳すのが妥当です。確かにその通りです。
でも、中学生が友達同士で実際、そのような言葉を日常で使っているのでしょうか。
答えはNoです。
だから、dear の意味は、「親愛なる」だと教えても、しっくりこなくて、とにかく「丸暗記」!と子供達は頭に詰め込みます。そんなことが他の単語にだって起きているわけで、子供達の頭の中は、とにかく「詰め込んだ」だけで、意味が100%は理解できていない単語だらけなんです。これでは本当の英語力は身につきませんよね。
教壇で英語を教えていると、そういうことに気づきます。私は非常勤講師を14年ほどやってきましたが、このような機会に恵まれ本当に感謝しています。
そして、最終的に私は、三学期の期末試験も終わり、教科書を後数ページだけ残ったところで、生徒たちに教科書の日本語訳を自分たちが日頃使っている言葉遣いでやってもらいました。
結果、とっても可愛い中学1年生らしい日本語訳が続々と出てきました。今日は、その中からお気に入りの日本語訳を紹介しました。とりあえず、学校英語の模範的(?)な日本語訳も掲載いたします。まずは意味をしっかり押さえるには、自分なりの言葉遣いでいいのですが、テストを乗り切るには、このようなものが好まれますので、標準的な訳し方も学習しましょう。
3月10日
親愛なるケビンへ
私は今ロンドンにいます。
飛行機で14時間かかりました。
地球はとても小さいです。
私は今朝早く起きました。私は大英博物館へ行きました。
私はそこで多くの興味深い面白いものを見ました。
今、雨が降っていてい、寒いです。
しかし、ロンドンは美しい都市です。
私は素敵な時間を過ごしています。
愛を込めて
ジェーン